獅子の名前をもつわんこ

獅子の名前をもつわんこ
友人Sの母が猫(?)可愛がりしているのがダックスフントの「レオ」
獅子の名前をもつわんこです。
自分で歩かないんだよー、とSは言っておりました。
まず、ずっと抱っこ。
つやつやの毛並み。つぶらな瞳。なんつう愛らしさ。
まあそりゃ可愛いさ。ずっと抱っこしてても苦にならないもんね。
友人Sとは測量データをあつかう公共事業系の会社でバイトしていたとき知り合いましたが、ときたま犬の毛をしこたまつけて出勤してたもので犬談議に。
ともかくダックスフントはさみしがりやで、S宅のレオくんもママのいくところどこへでもついてゆく。
「私より扱いがうえなもんで、自分の方が偉いと思ってるんだよねレオはー」
かくいうSの待ち受け画面もレオ君の顔。文句いいながらだいぶ可愛がっている様子。
そんなおり、
当時住んでいたマンションの近くで、夜中の3時くらいに。
まるでとても痛いことをされているような、絶叫に近いような犬の悲鳴が聞こえてきました。
(なっ・・・なに?!)
しばらく様子をみようかと思ったのですが、あまりに痛々しい悲鳴だったので すぐにベランダへ。
(どこ・・・・?)
声はあきらかにすぐ近く。外だけれど、住んでいるマンションのすぐそばから聞こえていました。
とるものもとりあえず、携帯電話だけもって外に出ました。
住んでいた築35年超のマンション(もれなく大家のおばあちゃんがついてくる)では1Fにオ○ジン弁当があったのですが、ガラス張りの店のそばに、1匹のダックスフントがつながれていました。
(・・・・・?)
なにをされているわけでもなく。
ただ単に、ご主人がオ○ジンでお買い物していました。
ガラス越しに『しーっ!静かに!もうちょっとで終わるから!』とジェスチャーなどされていて。
でも納得などまるでしていないように、絶叫がつづくのでした。
いま思えば、暗いのが怖かったのかなあ。
(・・・・・。)
いやー姿が見えてるのにねえ。さすがにオ○ジンじゃ同伴できないでしょ。
ということがあって、私にはダックスくんは向いてないかもなあ、なんて思ったのでした。
嗚呼。

Posted under 未分類

太郎との出会い

以前、菅平高原のホテルに住込みで働いていたとき、支配人がシベリアンハスキー犬を飼っていました。名前を太郎といいました。当時はハスキー犬を飼うのが流行っていました。でもやはり散歩や食事など手がかかるので、飼いきれなくなる人が多くなるそうで、支配人も知人から譲り受けたということでした。支配人もあまり犬好きという訳でもなく、散歩やお世話はあまり熱心でなかった為か、太郎は人間をあまり信用していないように見えました。人にしっぽを振ってじゃれついてくるような犬ではありませんでした。私も最初は大きくて怖いという印象でした。菅平高原では冬のスキーと夏のサッカーやラグビーのシーズン以外のオフシーズンは閉館するホテルや施設も多く、私が住んでいたホテルでも同様でした。支配人は別に自宅を持っていたので、オフシーズンには私が一人ホテルに留守番として残ることになりました。ホテルには太郎と私だけ。当然、散歩や食事の世話をしなければなりません。それまで犬を飼ったことがなかったので、本当にこわごわという感じでした。でもある晩、ふいに心細くなったときに、外には太郎が居るということで心強さを感じた瞬間がありました。それからは怖いというより、私を守ってくれる存在として見るようになり、それが太郎にも通じたのか、お散歩のときなどずいぶん私の言うことを聞いてくれるようになりました。食事のときもちゃんと待ってくれるようになり、いつの間にか怖さを全く感じないようになりました。毎日朝と夕方に散歩に行っていたのですが、しばらくすると散歩の時間には外から太郎の鳴き声が聞こえるようになりました。大きな犬なのに、「きゅ~ん、きゅ~ん」と甘えるような声で鳴くので、本当に愛おしい存在となりました。そして時計が読めないのに、毎日同じ時間に鳴き声が聞こえてくるので、動物の体内時計って本当にすごいなと実感しました。

Posted under 未分類

太郎との暮らし

太郎との暮らしがまた始まりました。でも、ちょっと悩んでいました。わずかな期間に身体の調子を取り戻したような姿を目の当たりにして。私は犬を飼うことになれていないので、太郎の病気に気付けず、長い間かわいそうなことをしてしまったことを後悔していました。もしかすると、太郎は私より牧場に飼われた方が幸せになれるかもしれないと思いました。以前、太郎が保護されたとき、すでに牧場の方にはお礼の電話をしていました。そのときに牧場のオーナーさんの子どもが太郎をとてもかわいがっていて、いなくなったことをとても寂しく思っていると言っていたことを思い出しました。もしかすると、牧場で太郎をちゃんと飼ってくれるかもしれない。その方が太郎も幸せかもしれないと思いました。意を決して、相談の電話をしてみました。すると事情を理解して、快く太郎を引き取ってくれることになりました。太郎を牧場に連れて行く日、外は荒れていて地吹雪が舞うような薄暗いお天気となりました。私は太郎と歩きながら涙が止まりませんでした。太郎が幸せになることは間違いないけれど、太郎が私の側からいなくなってしまうことが寂しくてたまりませんでした。牧場につくと、オーナー家族が笑顔で迎えてくれました。太郎が保護されていたとき、牛を追いかけて牧場内を元気に走り回っていたことを伺いました。まだ完治していない虫下しの薬を預けました。動物を飼うことのプロに太郎を預けるので安心できました。牧場にはすでに2匹の犬が居て、太郎とあいさつを交わし、受け入れてもらえた様子を見ることもできました。きっと太郎はのびのびと仲間や家族や牛に囲まれて幸せに暮らせると確信しました。
帰り道、一人で歩くと涙が止まりませんでした。牧場の方は「いつでも遊びに来てね」と声をかけてくださったけれど、早く新しい環境に慣れてもらいたいので、私は行かない方がいいと思いました。かけがえのない存在をなくしてしまったようで、しばらく太郎を思うと涙が止まらない状態が続きました。それがペットロス症候群という症状だったことを後になって知りました。
その後、私は高原を離れ、東京に移り住みました。あれからもう15年程の月日が流れ、太郎とはそれ以来会っていません。犬の年齢を考えると今も牧場にいる可能性はないでしょう。でも太郎との思い出は、今も鮮明に私の中に残っています。

Posted under 未分類